スタートアップ資金調達の種類

 人材こそが全てです。人材の需給ギャップが広がっていることもあり、有能な人材に対する需要はより一層強まっています。Wahl & Caseでは、最もイノベーティブであり、既存の価値を打ち砕くほど革新的なテクノロジー企業の仲介役 (クライアントを片方に、私たちの優れた人材ネットワークをもう片方において)を担っています。私たちは「事業を成長させるために、ベストな人材をいかに獲得し、維持するか」という、顧客にとって重要な問題の解決に日々務めています。スタートアップの世界 (モバイル、アナリティクス、教育工学、ゲーミング、アプリ、収益化、広告技術、イーコマース、シェアエコノミー、金融テクノロジーなど) において、私たちはテクノロジーとデジタルで起きている革命の目撃者となっています。この革命を目撃するだけでも、私たちはなぜ企業が成功するか、あるいは失敗するかについての貴重な見識を得ています。これは私たちの業務に付随する(多くの)特典の一つでもあります。
 私たちは、主要マーケットである東京とサンフランシスコで活躍するソートリーダー (実践的先駆者)たちのプレゼンテーションやインタビューを基にした一連の記事を先駆的に作っていくこと、そして、tech系スタートアップでのリクルーティングを通して目の当たりにする見識を共有することを目的としています。私たちのゴールですか?それは、ほんの一握りの人間の手中に収まった価値ある情報を、皆さんと共有することです。私たちが共有する知識や情報が、転職の際のより良い意思決定の助けとなれれば、あるいは、新たに設立したスタートアップが断崖絶壁のような事業の成長過程を通り抜けていく助けとなれ幸いです。

 

ブートストラップ 資金の自己調達: 外部パーティーの投資に頼らずに起業する人のことです。一般的に成長速度が遅いです。会社のほとんど、あるいは全てをCEOが所有する傾向にあり、外部からの影響はありません。

エンジェル投資家: お金を使うことを望んでいる(たいていの場合は莫大なリターンを期待していない) 裕福な人たちのことです。エンジェルは、カジノで大きく勝つことよりも、ゲームそのものを楽しもうとする人たちです。エンジェル投資家たちはスタートアップとの会話に参加することを好み、スタートアップが巻き起す「シーン」に参加することを望んでいます。

ベンチャーキャピタル: リスクキャピタルとしても知られています。ベンチャーキャピタリストは原則として「ハイリスク、ハイリターン」で活動します。彼らは事業のオーナーシップに加わり、ボードメンバーの会社運営を助けるアドバイザーを任命することもあります。

銀行ローン: それがキャッシュフローを助けるためのものであれ、投資目的のものであれ、ローンを設定することは、強力な企業であるという風にはあまり受け取られません。たいていの場合、これは「ローリスク、小資本」のアプローチであり、銀行にとってもローリターンである事を意味します。銀行ローンの強みは、自社のオーナーシップを失わないですむということであり、したがって、自分のビジネスを完全にコントロールすることができます。ビジネスがまだシードステージにある段階で銀行ローンが承認されることは珍しいです。というのも、銀行は歳入や収益を具体的に確認したいと望むからです。銀行ローンはより発展したスタートアップのためのオプションといえるでしょう。

IPO (新規公開株): 未上場会社の株式を新規に公募および売り出すこと、もしくは株式が東京証券取引所、ニューヨーク証券取引所、ナスダックなどの株式取引所で上場されることです。企業がIPOを選択する際の主な理由は、ビジネスの成長に勢いをつける資金を集めるため、というものです。

 

ベンチャーキャピタル に関する分析
 スタートアップ企業はベンチャーキャピタルから資金を受け取るだけ、という誤解があります。実際においては、事業の販売が行われているのです。ベンチャーキャピタリストは、資金を提供し、その見返りとして事業のシェア (時には相当な共有範囲) を手にするのです。スタートアップは、事業を急成長させることを目的としてこの投資手段を用います。この手段を選んでしまうと、もう後戻りはできません。あなたは「高度成長・ハイリターン」の領域に足を踏み入れたのです!ベンチャーキャピタル企業による投資は、10年ほど継続すると想定され、スタートアップとの関係も同程度の期間は継続すると言われています。その期間を経た後で、ベンチャーキャピタリストたちは、売却、あるいはイグジットが可能になることを見込むのです。このタイムフレームにおいて、彼らは当初の投資額の10倍のリターンを一般的に見込みます。
「イグジット」はどのように機能するのでしょうか?これにはいろいろな方法がありますが、主な手段としては、会社の株式が別の企業によって買収されるか、あるいは株式公開(IPO)などになります。
ベンチャーキャピタル企業が投資対象として避ける傾向にあるのはいわゆる「ライフスタイルビジネス」とされる事業で、成長することそのものに対してあまり焦点を当てていない会社のことです。このような会社では、急速な成長を求めるというよりも、着実に利益を生み出す方に関心が向いている可能性があります。事業主 (従業員である場合も) が仕事と生活のバランスを楽しんでいるというような場合です。

 

Romen

By ローメン・バルア
Wahl & Case株式会社のマネージング・ディレクターです。