2016年、スタートアップ特化型採用サイトのJustaは、より多くのスタートアップの採用に携わり、日本のスタートアップエコシステム全体が広がっていくのを中から見ていくことができたことを嬉しく思っている。

 

以前の記事でもご紹介したとおり、採用のプロセスというのは、多くの労力を要す。特にスタートアップはSNSを人脈の構築や採用活動自体に取り入れていることも多く、その分、求職者とのやりとりを行う媒体が多数に渡り、作業効率が落ちることも大きな課題の一つである。また、採用のノウハウという点でも、スタートアップには不安な点が多い。慢性的な人手不足で専任の採用担当者がいない中で、採用業務の負担がチーム全体を逼迫しているのは、どのスタートアップにも共通して言える課題である。詳しくはこちらの記事をご覧いただきたい>>「日本のスタートアップが直面している問題【採用編】」

 

Justaはそんなスタートアップの採用プロセスの負担軽減をミッションとして掲げている。ありがたいことに、今までJustaを利用してくださっているスタートアップ企業や求職者とJustaは信頼関係を築くことに成功しており、率直な感想をたくさん寄せてもらうことができた。貴重な意見の数々の中で、言えることは、自分たちのサービスへのニーズの高さと同時にそれに追いつけていない力不足を痛感させられたということだった。

 

スタートアップ特化型求人サイトの中でも国際的なチームと人脈というのがJustaに唯一無二の価値を与えているところではあるのだが、それと同時により多くの壁に直面することも避けられない。伝えたいことの伝わり方が英語と日本語では大きく違うことも多い。ただの翻訳で済む話ではないのだ。両方の言語でそれぞれの言語を使うスタートアップや求職者をJustaに集め、言語の隔たりも含め、全登録者に使いやすいプロダクトの開発という意味では、発展途上だったと言わざるを得ない。

 

しかし、成長の速さこそスタートアップの強みである。

 

今回は誤解を恐れずに、それらの反省点を共有させていただく。そして、そんなJustaの成長の軌跡と反省の詰まったこのサイトは12月12日までで利用終了、12月13日からは反省から試行錯誤を重ね、開発してきた新しいサイトをお披露目する予定である。13日の新Justaサイト発表イベントでは、大きく生まれ変わった我らがサイトの全貌をご覧にいれるが、それに先立ってこの記事でみなさんにも共有したい。お使いの求人サイトの使いやすさなども想像しながら読んでいただけると共感していただける部分もあるかと思う。


私たちJustaサイトの反省点と改善点

 

  1. スタートアップが掲載できる情報量と種類の少なさ

 

登録のしやすさを重視するがあまり、登録スタートアップの企業情報のページに掲載できる情報が限られていた。もっと具体的に求職者に訴求したい・チームの雰囲気をもっと知ってもらいたいなど、前のめりに採用に力を入れているスタートアップがその情熱を実現できるような企業情報ページへの変革が急務であることが明らかとなった。

 

新Justa上では、従来の文字や写真だけでなく、動画も簡単に掲載できるようになる。新Justaでは、他社と差別化したいスタートアップがどこまでもクリエイティブなコンテンツを載せることができる。より自由な企業情報ページで魅力を発信することで、より多くの求職者を惹きつけることができるようになる。

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  1. 企業情報と求人情報掲載時の操作性の低さ

 

掲載可能な情報やその形態に限界があったという点に加え、その操作性にも改善の余地があった。今まではほとんどの掲載情報を文章で伝える必要があったため、求人情報の書き方を熟知し、求職者に響く文章を書けるスタートアップに軍配が上がっていることが多かった。求人情報としてどのような文章が求職者にとって魅力的に映るのか、これは採用のノウハウやスキルといった分野になる。専任の採用担当者がいないほとんどのスタートアップにこのノウハウを求めるのは酷であり、登録スタートアップからのユーザー離れにも繋がっていた。

 

新Justaではタグ機能やドロップダウンボックスからの選択式で企業情報や求人情報の入力が可能なので、時間をかけて文章を校正する必要が無くなる。負担軽減に大いに役立つ使い勝手になっていると自負している。

 

  1. 煩雑になりがちだったJusta上での採用プロセスの管理

 

Justaの特徴として、登録企業が応募者と直接Justa上でメッセージのやりとりができるという点があるが、今までの機能としては既読・未読で色分けされることくらいに留まっていた。使い勝手の悪さゆえ、応募があった後EmailやSNSでやりとりをされる場合も多かった。応募者によって連絡をとる媒体を変えないといけないという煩わしさは、採用活動の負担を軽減するどころか混乱を生む場合があった。

 

新Justaでは、本当に募集条件に当てはまる応募者や、応募者ごとの採用プロセスの進捗具合を分類するフィルター機能を搭載した。これで管理するスタートアップ側は閲覧したい応募者やメッセージだけを、タブをクリックするだけで表示できるようになる。やっと、Justa上で採用プロセスが完結するようになるのである

 


ユーザーインターフェースのデザインや機能の詳細は12月13日の発表を待ち望んでいただきたい。一新されるデザインとは対照的な、地味だが重宝する機能がたくさん搭載される新Justaで、2017年は、今年以上に多くのスタートアップの採用活動を簡単に、効率的に、そして効果的にできることを、チーム一同、強く望んでいる。

 

採用活動の負担が軽減されると、他にどんなことができるようになるだろうか。ぜひ想像していただきたい。経費削減、時間短縮はもちろんだが、その分の予算や時間を半年後に始めようと思っていたプロジェクトに回して時期を早めたり、ブランディングのためのイベントを開催する余裕ができたり、もう一人エンジニアを雇って開発のスピードを早めたり、追加する機能をちょっと欲張ったりできるかもしれない。そう考えただけでワクワクしてくるのではないだろうか。せっかくスタートアップで仕事をしているのだから、楽しいことに時間も資金も回したいではないか。

 

そのお手伝いができたらJustaとしては、この上なく嬉しい。

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執筆:Suzuka Eco

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