文系教養学部出身女子が焦りを感じた2016年春

個人事業主として英会話サービスを運営して1年半以上が経ち、同僚も上司も居なくて、毎日レッスンに追われる日々に少し焦りを感じ始めていた2016春!この小さな事業を継続しながらも、ただ英語を教えられるだけの人から脱出すべく、私はスキルアップできる機会を探していた。お金を払ってでも、短期集中プログラムなどに参加しようか… 。そんなときに、昔の英会話講師仲間からたまたま紹介されたのが、彼の勤め先だったIT系スタートアップJustaでの仕事だった。

 

文系、しかも国際教養学部という、専攻があってないような学歴の自分としては、エンジニアではない職種の募集とはいえ、役に立てる自信が無かった。

 

IT企業」「スタートアップ(ベンチャー企業)」かつては私がさりげなく避けていたようなキーワードど真ん中の業界じゃないか…というのは今だから言える話で。笑

 

でも、その友人が探していたのはマーケティング職ということで、とりあえず、外資系の中でもほぼ英語環境であるこのスタートアップでは、日本語ネイティヴで英語もある程度でき、日本語でSNSに投稿したりして、市場拡大を手伝える人ならいいのかな、と軽く捉え、比較的リラックスして面接に臨んだのを覚えている。違う畑すぎて、何を準備したらいいのかわからなくて開き直ったとも言える。笑

 

運良く、面接をしてくれたプロジェクトリーダーは私を雇ってくれた。後から他の人に聞いた話だと、社員の紹介で面接を受けてもなかなか採用されないケースが続いていたらしい。

 

マーケティングを勉強すらしたことない私が、採用してもらえた理由は、今日に至っても、 正直わからない(笑) それだけこのスタートアップが人材確保に切羽詰まっていたのだろうというくらいにしか思っていなかった。でも、実はそれ以上にIT系スタートアップには文系人材も必要だったということが、あとになってわかってきたのだった。

 

実際に働いて見えた、IT系スタートアップという職場

IT系と聞いてまず私が思い浮かべたのがプログラマーとかエンジニア…恥ずかしいくらい短絡的だが、同じように思う文系の人は少なくないと思う。確かに、商品やサービスを実際に作り上げるのはエンジニアである。Justaは求人サイトとオンライン採用サービスが主軸商品のため、もちろんエンジニアがいないと何もできない。しかし、商品やサービスをビジネスにするのはエンジニアではない。どんなに良いものを作っても、認知され、お金と引き換えに使ってもらわなければ、事業として成り立たない。そういった意味でも営業・事業開発は最低限必要な人材であることは間違いない。

 

また、よく考えてみると、IT系スタートアップの多くが着手しているサービスやプロダクトは、 知識やスキルを持たないユーザーをターゲットとしているものも多い。そういった一般ユーザーと同じ視点を、文系で「エンジニアじゃない」私達は持っているのだった 。

 

もしエンジニアや、設計に携わった人だけで開発をしていたら、UI/UXと呼ばれたりするプロダクトの「使いやすさ」を社内の人間で試すことはまず難しい。人間は、わからないことをわかるようにはなっても、わかることをわからないようにはなれないからだ。UI/UXの向上を目指すなら、ある意味「IT素人」の意見は貴重なのである。

 

チームワークが自然と生まれるスタートアップの職場環境

ビジネスを構築するのは、営業や事業開発を得意あるいは専門とする人で、エンジニアはそのアイディアを実現するスキルを持っている人。これはどのような規模の企業にもあてはまるだろう。

 

それがスタートアップだと、どう変わるかというと、 ひとり1部署のような状況でプロジェクトがどんどん進んで行くということだ。事業としてやっていくために最低限必要なのは営業・事業開発、そして商品やサービスだろう。そういった意味でも、スタートアップの数だけ、営業や事業開発の求人数もあるということになる。もう少し広げるとしたら顧客や市場開拓のためのマーケティング、顧客が増えたらフォローをする顧客管理など、必要な職種は事業が成長すればするほど増えていく。

 

チームを構成する役職が増えるだけで、ひとり1部署のような状況は、当分は変わらない。これを不安に思う人もいると思うが、ひとり1部署というのは、案外楽しいものだった。言葉から想像するような、それぞれが黙々と自分の仕事をし、全部ひとりで意思決定をしないといけないというような働き方とは全然違っていた。

 

むしろ、 一人ひとりがやらないといけないことが違い、それぞれのメンバーが独立して動くようなチームの方が、実はコミュニケーションを密に取ることが求められるし、だからこそ自然と会話が活性化される。そうすると、お互いに助け合ったり意見を気軽に交換し合えたりする。

 

違う仕事をしている人がすぐ隣に座っているからこそできる、気軽で且つ十分に密なコミュニケーションと情報共有が、スタートアップという環境だとできるのだ。

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お互いのスキルを学んだり盗んだりし合える距離

相手がやっている内容を理解するためにも、そして足りない人出をカバーし合うためにも、だんだんとお互いの仕事を理解し、自分の専門ではないところの知識も広く身につけられることもIT系スタートアップならではの醍醐味である。大企業で働いていた時は、同じ机の島の人ですら、なにをしているのかわからなかった。

 

今のIT系スタートアップでは、プロジェクトリーダーがどんなことに今動いているのか、営業の人たちがどの企業にアプローチしているのか、エンジニアがどの機能を開発しているのか、把握することができるので、マーケティングの役割を遂行するときにも、全体像が見えているというところで大いに役に立った。

 

また、実用的なスキルを他の人から色々と盗むことができるということもわかった。例えば、通訳として、事業開発会議に参加した時は、プロジェクトリーダーの普段のクライアントとの接し方を学ぶ機会があった。他にも、チームメンバーが参加した外部イベントの様子の記事を作りつつ聞ける、他の面白いIT系スタートアップや、革新的なテクノロジーとその事業に関する話も非常に勉強になる。メルマガやサイト、自社ブログなどをいじっていくうちに、自然とネットで調べたりチームのエンジニアに聞いたりして、コードやプログラミングをかじってみたりもできた。

 

同じく自立して積極的に働くチームメイトを近くに感じ、今後自分の興味が広がったことに気づいた。個人事業主をやっていても感じなかった、ビジネスやマネジメントへの興味や、プログラミングを分かるようになりたいという探究心を、 IT系スタートアップで抱くことができた。

 

結局、IT系=エンジニアは”もったいない

「入ってみないとわからない」

これは就職・転職市場ではよく聞く言葉だが、文系人材にとってIT系スタートアップに飛び込むことは、予想していなかった嬉しい収穫や、仕事のやりがいを得るための、ちょっと勇気のある一歩だと思って踏み出してみて欲しいと思う。

 

Justaで転職希望者や採用中のスタートアップと話していると、いかに「IT系スタートアップ(ベンチャー企業)」とか「技術系スタートアップ」「テックスタートアップ」という名前や分類の仕方が、それらの企業の人材確保の妨げになっているかということを実感する。

 

当の私も、Justaで働き始める前までは、IT系スタートアップと聞くと、工学系の知識がないと活躍するのは無理だと思っていた。でも、今ならそれは間違えであり、もったいない認識だったとわかる。

 

文系出身の人でも、IT系スタートアップでは必要とされている。また、たくさん新しいことを学ぶことができ、成長しながら活躍できる。そんなことをJustaで実感した。だからぜひ、文系専攻の人にも選択肢を広げてほしいと思う。

 

執筆:Suzuka Eco

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